村田製作所、戸田建設、長瀬産業の3社は

村田製作所戸田建設長瀬産業の3社は、宮城県女川町の震災復興住宅である「町営女川住宅」に、太陽光発電リチウムイオンバッテリーを組み合わせたエネルギーマネジメントシステムを導入したと発表した。

http://www.freeml.com/bl/15765634/455656/
http://faoewurofawe.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/bsartgvaqe

 東日本大震災での津波により多くの被害を受けた女川町では、住宅を高台に移転する取り組みが進んでいる。その1つである町営女川住宅では、災害に強く環境に配慮した住宅づくりの一環として、エネルギーを効率的に制御・利用できる設備が求められた。

 今回導入したのは、太陽光発電リチウムイオンバッテリー、パワーコンディショナー、HMESを組み合わせた「エネイース」。2017年4月に村田製作所長瀬産業が共同開発したシステムだ。ハイブリッドパワーコンディショナー、小型軽量で壁掛け設置対応のリチウムイオンバッテリー、太陽光発電を組み合わせたシステムとなっており、発電量や消費量をスマートフォンでモニターできる他、停電時の自立運転への自動切り替え、システム異常発生時のメールアラート機能などの特徴がある。

http://faoewurofawe.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/fawerfgvaewr
http://faoewurofawe.nikki.cmaker.jp/nk-20170916.html

 町営女川住宅はRC造3階建ての1号棟、同6階建ての2号棟から成り、それぞれ19戸、67戸が入居する集合住宅。設計監理は戸田建設、施工は戸田建設と阿部和工務店共同企業体(JV)が手掛けている。

 エネイースは家庭向けのエネルギーマネジメントシステムだが、今回は複数セットを組み合わせて集合住宅向けのシステムとして構築した。エネイース1セットにおける太陽光発電システム出力は約3kW、リチウムイオンバッテリーの容量は2925Wh、パワーコンディショナーは3kWとなる。今回は、1号棟に太陽光システムを1セット、リチウムイオンバッテリーとパワーコンディショナーそれぞれ2セット、2号棟には全てを2セット導入している。

 なお、エネイースの導入は今回が初の案件となる。3社は今後集合住宅だけでなく、事務所や倉庫、学校や病院などへの導入拡大を目指す方針だ。

スープストックトーキョーのスープは

スープストックトーキョーのスープは、「世の中の体温を上げる」という。創業者遠山氏から同社取締役社長・松尾氏へ継承された「作品となるビジネス」は、スープという名の思いとなり、手に取る人々のドラマを生み出している。

■ビジネスはアート・こだわりのスープは作品

http://www.karadakara.com/note/some/record/day/20170916_pgd7.html
http://faoewurofawe.on.omisenomikata.jp/diary/1712880

スープストックトーキョーは、「食べるスープ」をコンセプトとした新しいジャンルのファストフード店だ。

関東を中心に全国で60店舗以上を展開、働く女性をはじめとした様々な年齢層の女性から、高い支持を得ている。

同店の創業は1999年。創業時は三菱商事社内ベンチャー企業「株式会社スマイルズ」の事業のひとつであった。創業者は三菱商事の商社マンであった遠山正道氏だ。遠山氏は、アーティストの顔も持ち、常に「作品となるビジネス」を求めていたという。

そんな遠山氏の脳裏に浮かんだ「女性がひとりでスープを食べてほっとしているシーン」を形にしたビジネスが、「スープストックトーキョー」だ。創業時に行ったプレゼン「1998年、スープのある1日」は、現在も変わらず誰かのストーリーを生み出している。こだわりのスープは、季節の野菜と厳選した素材、自然の調味料、さらに心と手間がたっぷりとかけられ、まるでアート作品のようだ。

「商品はもちろん、店のデザインやお客様への言動にも、すべてに自分の名前をつけられるものを作ろう。それが、スープストックトーキョーが考える作品性です」と語るのは、現在の取締役社長・松尾真継氏だ。同氏は中途採用で入社して以来、遠山氏の右腕としてスープストックトーキョーの発展に貢献してきた人物である。

http://faoewurofawe.on.omisenomikata.jp/diary/1712876
http://postmap.org/blog/1278276

同氏がスープストックトーキョーと出会ったのは、立ち上げに参加していた新規事業の撤退が決まり、落ち込んでいた時だった。

「そんな時ここが見えて、入ってみたんです。スープを食べたらものすごく美味しくて。これだけ美味しいのにファストフードで提供できている、とてつもない可能性がある事業だと思いました」。そのまま同社に飛び込み、当時社長だった遠山氏の面接を取り付けた。「すごく良いブランドなので自分が育てていきたいって、偉そうに言いました」と同氏は笑って振り返る。

入社後、統括責任者を経て2008年副社長就任。2016年の分社と同時に、株式会社スープストックトーキョー取締役社長に就任した。

9月ロイター企業調査によると、今後の米国経済について

9月ロイター企業調査によると、今後の米国経済について、8割超が「横ばい」ないし「拡大方向」とみていることがわかった。米政権の混乱が経済に悪影響をもたらすと懸念しながらも、実需の堅調さを感じている。中国経済の今後は「横ばい」ないし「拡大方向」との回答が65%を占めた。日本国内は経済の不安は少ないが、政治が不安定化するとの見通しが6割となっている。

この調査は、資本金10億円以上の中堅・大企業400社を対象に8月30日─9月12日に実施。回答社数は260社程度。

足元と先行きの米国経済について聞いたところ、「拡大方向」との見通しが19%、「横ばい」が64%だった。回答企業からは「政治要因はあるものの、実需はしっかりしている」(その他製造)と米国経済の先行きに楽観的な声が多い。減速懸念は相対的に少なく、「ピークアウト」や「減速方向」との回答は、合わせて17%にとどまった。

https://4meee.com/favorites/view/1423365
http://キュイン.com/matome/1709

受注動向も今のところ75%の企業で「横ばい」、「増加傾向」も18%を占めている。

もっとも、企業からのコメントは「米政権の不安定さが経済に影を落としている」(ゴム)、「自動車販売はピークアウト」(輸送用機器)などと懸念する声も含まれている。半年前よりも米国経済への見方が弱気化したとの回答は20%だった。

また、事業展開に「停滞や遅れ」が生じたり、「見直し検討」の必要があるとの回答は41%を占めた。

中国経済の見通しは、相対的に米国よりも厳しい。「拡大方向」は14%、「横ばい」で推移するとの回答は51%、「ピークアウト」ないし「減速方向」との見通しは35%を占めた。

http://xnode.be/877
http://プレスリリース.com/articles/1249

「10月の党大会までは表向き拡大基調は継続すると思われるが、それ以降は不透明」(建設)との予想が多く、「10月以降は状況が一変することも予想され、経済が減速することは十分考えられる」(電機)との声もあった。

一方、日本国内の今後については「現状維持」で推移するが73%だった。「オリンピックまでは、環境悪化はないのではないか」(機械)、「消費増税までは景気拡大」(小売)といった見方が目立つ。「拡大方向」も21%を占めた。

他方で「北朝鮮のミサイル問題が様々な面で影響を及ぼすことを懸念する」(運輸)との声や、「海外要因で失速する懸念もある」(輸送用機器)などと、内需堅調を打ち消す外部要因のリスクを警戒する見方も目立つ。

国内要因では、政治環境の不安定化を意識する回答が64%にのぼった。「現政権のぜい弱性が露呈しているが、対抗勢力に力がなさ過ぎる」(卸売)との声が典型的で、「安倍一強」時代のような厚い「政治的資本」が削り取られていることへの懸念が広がっている。

北朝鮮のリスクが高まっており、政権の安定が重要」(機械)というコメントが数多く寄せられ、「安易な解散・総選挙で政治の空白期間を招来するような余裕はないはず」(建設)といった声もあった。

東海大学は大手メーカーなどと共同で開発を進めていたソーラーカー「

東海大学は大手メーカーなどと共同で開発を進めていたソーラーカー「Tokai Challenger(東海チャレンジャー)」の平成29年版を公開した。10月8~15日にオーストラリアで開催される世界最高峰のソーラーカーレースに、学生主体の「東海大学ソーラーカーチーム」がこの車両で出場する。開発にはパナソニック東レブリヂストンも参加し、それぞれが最先端技術を持ち寄るなど、日本の環境技術の「ショーケース」となっている。それだけに企業側にも東海大にもさまざまな思惑が込められている。

 なかでもパナソニックは研究開発段階の高性能の太陽電池セルをこのソーラーカーに提供した。太陽電池パネル内部のシリコン膜と電極、基板とをつなぐ接合部分を改良し、発電効率を従来(27年時点)の23.2%から24.1%と世界トップレベルの水準に高めた。

 東レ炭素繊維中間基材「プリプレグ」を提供した。車体に使われている。子会社の東レカーボンマジック(滋賀県米原市)の工場で、プリプレグを細かく裁断したあと、オートクレーブという装置を使い高温高圧環境下でかたちを整える。この方法は、航空機やレーシングカーの筐体(きょうたい)を作るのに用いられる。

 タイヤに関しては、ブリヂストンからパンクしにくいレース専用のものが提供された。世界中のソーラーカーレースやモータースポーツの大会では、路上の鋭利な石でタイヤの表面に傷が付き、パンクしやすいことから、耐久性を重視しつつ、転がり抵抗も減らすなどの工夫を凝らした。

 このほか、設計段階での空力抵抗のシミュレーションには、ソフトウェアクレイドル(大阪市北区)の流体解析ソフトを使ったほか、車両のサスペンション(緩衝装置)には油圧機器大手のKYB、軸受けにはジェイテクトがそれぞれ提供した。

 さらに太陽電池モジュールを覆う影による発電量低下の影響を防ぎ、出力不足を防ぐ「PVバランサー」という装置を三島木電子(水戸市)が開発するなど、大手から中小に至るまで約40社が東海大学のソーラーカーに関わっている。

 ではなぜメーカーは東海大学チームを支援するのか。

http://cogoole.jp/searches/blog_detail/903/46474
http://cogoole.jp/searches/blog_detail/903/46473

 東海大学の国内外のソーラーカーレースへの参戦の歴史が長く、初参戦からちょうど25年となる。過去には、南アフリカ共和国で開かれた「サソール・ソーラーチャレンジ・サウスアフリカ」で平成22年から3連覇を果たすなど、世界的にも強豪チームのひとつ。そのチームに技術や部品などを提供できれば、車体に会社のロゴなども掲出される。優勝すれば世界的に報じられ、広告効果も期待できる。

 ところが東海大学や企業にとって期待するのは、広告効果よりも別のところにある。太陽電池セルを提供するパナソニックは、23年から住宅用の太陽電池モジュール「HIT」を販売している。トヨタ自動車が今年2月に発売を始めたプラグインハイブリッド車プリウスPHV」にもこのHITが使われている。パナソニックエコソリューションズ社エナジーシステム事業部の吉田和弘・ソーラーシステムビジネスユニット長は「平成23年から東海大学のチームにスポンサーとして協力している。プリウスPHVへの供給に関しても、東海大のレースでの知見が生かせた」と話す。

 東海大のチームが参戦する「2017ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」は、同国北部のダーウィンから南部のアデレードの約3000キロを走破する。コースの途中には灼熱(しゃくねつ)の砂漠地帯もあるなど、悪条件との戦いでもある。レースに参戦して上位入賞となれば、そうした過酷な環境に耐えられることが証明されることになる。

http://www.freeml.com/bl/15765187/351792/
http://www.freeml.com/bl/15765187/351793/

 大学や企業にとっては即戦力となる人材育成の面で有効だ。東レも平成23年から東海大のチームを支援している。東レカーボンマジックでの成型工程には、同社の社員と東海大の学生がいっしょになって関わる。東レの奥村勇吾・産業材料部長兼自動車材料戦略推進室主幹は、「学生に対し、最先端のものづくりの現場経験の場を提供できる」と話す。

 こうした産学連携の成果から、東海大学のソーラーカーの主要部品のほぼすべてが日本のメーカーのもので占められる。ただ舞台は世界。勝つためには、日本製にこだわる必要はないのではとも思えるが、チームの総監督を務める木村英樹工学部電気電子工学科教授は、「そんなことはない」と言い切る。

 海外企業との連携となると、距離が離れているため、開発に際し綿密なコミュニケーションが取れないという。「日本国内だったら、技術者も行き来しやすいし、一から部品を作り込むとなると、日本企業との方がスムーズ。しかもその技術レベルは高い」と、木村教授は日本にこだわる意図をこう語った。

 車両製作にも携わり、プロの技術や技能を学生にも伝えていける。参戦の過程で学生はあらゆることを吸収し、社会で即戦力として活躍できる。東海大学にとっても、ソーラーカー参戦は「ひとづくり」につながっているようだ。(経済本部 松村信仁)